風景を撮るとき、広角レンズで絞りをF11~F16くらいまで絞って、フォーカス位置を景色の1/3くらいの場所に合わせると、画面全体にピントが合った写真が撮れます。もちろん壮大な景色を画面いっぱいに写すのも良いんですが、人が多いとうまく撮影できないこともありますし、梅や桜など自然を撮るのは、目標物が定まらずに散漫な写真になってしまいがちです。
そんな時は、思い切って離れた所から、ズームレンズを使って空間を切り取ると、迫力のある写真が撮れたりします。比較するものを画面に入れ込むことで締まった写真になることもありますので、良いなと思える場所を探しながら、自分だけの表現を見つけましょう。
動物園で撮ってみよう!
動物園では、被写体までの距離を考えると、望遠レンズが便利です。
35mm判換算で、300mmくらいのレンズがあれば、アップで撮影できると思います。
また、ズームを最大にして使う事によってボケが大きくなるので、なるべく動物が柵から離れているときを狙えば、手前にある柵が目立たなくなります。
望遠での撮影は、手ブレが起きやすいので、手すりや柵をうまく使ってしっかり固定しながら撮りましょう。
手ブレを防ぐシャッタースピードの設定は、レンズの焦点距離分の1以上ですので、300mmで撮影するならば1/300より大きくしましょう。APS-Cセンサーの場合は、さらに1.5倍以上に設定する必要がありますので、手ブレ補正が付いている機種やレンズがとても便利です。
まずは、たくさん撮って慣れることが大切です。